新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン


はじめに
新型コロナウイルスとの共存という新しい生活スタイルが提唱され、又感染第2波が拡がっている中、少しでも安心して患者様に来院してもらえる院にしていただけるように連盟として改めて一定の指針を発表します。会員の皆様の感染症予防の参考にしていただければ幸いです。

 

現在新型コロナウイルスの感染経路の中心は
@飛沫による感染  
咳やくしゃみ、近距離での会話などによる飛沫による感染

A接触による感染  
他者と共有する物品やドアノブなど手が触れる場所など(高頻度接触部位)ドアノブ、テーブル、椅子の背もたれ、電気のスイッチ、電話、キーボード、タブレット、タッチパネル、レジ、 手すり、トイレの便座、便座の蓋、水洗レバーなどは特に注意。

また、現在集団感染が生じやすいといわれている共通点は

    @密閉空間(換気の悪い密閉空間) 
    A密集場所(多くの方が密集する)  
    B密接場面(互いに手を伸ばすと届く距離での会話や発声が行われる)

三つの条件が揃う場所では感染リスクが高いとされています。

特に整体院の場合には@密閉空間とB密接場面を特に考慮した院内の感染対策を考えることが必要と思われます。

参考 新型コロナウイルスの環境や物質表面における生存期間
   エアロゾル(空気中に漂う微粒子)中では3時間以上
   銅の表面では4時間まで
   厚紙(段ボール)の表面では24時間後まで
   ステンレススチール鏡面では48時間後まで
   プラスチック表面では72時間後まで感染力を維持

徹底した接触感染と飛沫感染対策を基本通り丁寧に続ける事が大事

●施術スペース内の感染防止策
@入り口付近
・施術所入り口での手指消毒剤配置と消毒の徹底。
・ドアノブなど不特定多数が触れる箇所のこまめな消毒

A施術場所・用具
・換気1時間に1回換気
(できれば2か所以上窓を開ける )
・更衣室などのドアノブ・洗面所の蛇口
・トイレのドアノブなどのこまめな除菌
・施術ベッド・枕・カバー類
・施術器具は一人施術毎に除菌
・可能な限りキャッシュレス決済を導入する

B施術者
・必ずマスクを着用すること
・マスクを着用していても必要以上に患者と会話しない。部位によりフェイスガードの使用も検討する。
・施術前と後に手指の消毒を実施する。
・多人数の施術所内ではスタッフ間のソーシャルディスタンス1m以上確保できるようにする。
・施術着はこまめに洗濯する。

C患者
・施術時のマスク着用をお願いする。
(暑い時期などうつぶせ時は外しあおむけ時に着用してもらうなど工夫)
・予約優先制・予約制を導入する事で接触時間をできる限り少なくする。

●施術者・スタッフの健康管理
・施術者・スタッフの体温チェックを徹底。結果を記録しておくこと

●もし、感染してしまったら・・・
・日整連本部に連絡し管轄保健所の調査に協力・支持を仰ぐ
(本部は知りえた情報は外部には提供いたしませんので安心ください)

 

 
 
なおこのガイドラインの内容は国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針、既に作成された業種別ガイドラインなどを参考にして作成しました。今後の対処方針などの変更その他必要に応じて適宜改定を行うものとします。

感染症対策ガイドラインPDF

消毒PDF   マスクPDF
   

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